2018年2月19日月曜日

アフリカレポート 『ヤナマール』書評

à Belem (Brési)  (2012, I.Majima)
アジア経済研究所のオンラインジャーナル 『アフリカレポート』
第56号に、『ヤナマール』の書評が掲載されました。

クルギの音、にまで論評の幅を広げ、読み手としての臨場感を伝えてくださったのは、たいへん嬉しいです。

書評文は、下記URLにてオープンアクセスになっています
http://www.ide.go.jp/Japanese/Publish/Periodicals/Africa/2018_08.html

2018年2月14日水曜日

音にひらかれる夜想、キンシャサから


『現代思想』3月臨時増刊号に小論を寄せました。

真島一郎  「音にひらかれる夜想、キンシャサから」
『現代思想 総特集=現代を生きるための映像ガイド』
 46(4) : 136-142, 2018年2月25日発行。

このブログでも以前ご紹介した、
「私は、幸福(フェリシテ)」の評論です。

2018年2月10日土曜日

図書新聞 『ヤナマール』 書評


図書新聞 2月10日号に
『ヤナマール』の書評が掲載されました。

訳書刊行のねらいに着目された好意的な論述、たいへん光栄に存じます。

2018年1月30日火曜日

桂川潤 『装丁、あれこれ』



























装丁家の桂川潤さんが、このほど自著を刊行されました。

桂川潤 『装丁、あれこれ』 彩流社、2018年1月30日発行。

本書は、『出版ニュース』の連載コラム「装丁」2012~17年掲載分に、数篇の文章をあわせたエッセイ集です。そのうちの一篇、「現実と異界をつなぐ扉」の初出誌が2015年の『pieria ピエリア』であるように、東京外国語大学出版会は、桂川さんにこれまでたいへんお世話になってきました。

とくに、日本の出版文化をテーマとして出版会がコーディネイトする学部リレー講義(このブログでも昨年紹介したように、今年度より講義名を「世界と出版文化」に変更)では、桂川さんに毎年ご登壇いただいて、階段教室に陣取る大勢の受講生が時を忘れて魅了される、目玉講義のひとつになっています。

「いつも何気なく使っている本ということばを『大辞林』で引くと… 本→書物→書籍→図書→本→ と、出口のない無限ループに陥ります。定評ある辞書すら定義できない「本」っていったい何だろう?」

「パッケージデザインとブックデザインの違い[…]本体の保護と広告機能という点は共通だが、装丁は本体と不即不離の存在だ。装丁は本の内容と現実世界を結ぶ「橋がかり」であり、用済みになれば捨てられるパッケージとは異なる。なぜ「本」を定義できないわたしたちが、自明のように「本」を語ることができるのか。それは五感を通して「本のかたち」を知っているからだ」(以上、本書 140-141頁)

「常々、装丁の要は「共感と批評」だと考えている。[…]やはり1%も共感を抱けない本の仕事はお断りするしかない。自分に嘘をつきたくないという以上に、装丁は、どうしても「内容へのオマージュ」と受け取られるからだ。 では共感する本への装丁が手放しのオマージュになるかというと、そうでもない。作品に没入しがちな著者・編集者の立ち位置から引いたデザイナーの眼が加わってこそ、本の存在が際立ち、奥行きが生まれる。装丁とは、いわば「視覚化」「物質化」によってテクストを批評する行為だ」 (本書170-171頁)

「読者は書店の店頭でいきなりテクストに出会うわけではない。目にするのはまずテクストを包み込む装丁であり、そこで要求されるのは「説明」ではなく「予感」だ。本を手にとる一瞬、「予感」としての装丁が作者と読者と結びつける」(本書196頁)

名著。

2018年1月24日水曜日

卒論発表会 2017

mukashi no shiori : numéro 3
今年度の真島ゼミ4年生による卒論発表会を、
予定どおり、あす開催します。

日時: 1月25日(火) 午前9時30分~
場所: 研究講義棟3階333教室

卒論全11篇のタイトルは、以下のとおりです。
(執筆者名略、順不同)

「外国人嫌悪ない襲撃事件の原因を説明する」を考える
            - ポストアパルトヘイトの南アフリカを事例として」

「DAYSJAPANの10年5か月
                 - フォトジャーナリスト広河隆一、闘いの軌跡」

「タハール・ベン・ジェルーン『出てゆく』を読む  -証言としての文学」

「「自らの生を生きる」ために  - 山谷のホームレス問題から」

「ある社会運動と生のつながり  - 2016年メキシコ」

「「保護する責任」論から考察する1994年ルワンダ・ジェノサイド」

「「意味の支配的限定」に抗して
                             - 鶴見俊輔における字引きの意味論」

「プロテスタントの浸透とメリナの伝統信仰
           - ファマディハナにおける信仰への関わりを通して」

「2003年以降の教育政策改革を背景とした、
                                                  学力格差論と低下論の再考」

「ケニア2007年選挙後暴力におけるキクユ人/非キクユ人対立
                  - 土地を巡る民族対立に試みられる原因分析」

「LA POURSUITE DU PRIMITIF
                      - Paul Gaugin et Son Voyage Artistique」(仏文)

2018年1月22日月曜日

ゼミ論発表会 2017

mukashi no shiori : numéro 2

今年度の真島ゼミ3年生によるゼミ論発表会を、
予定どおり、あす開催します。

日時: 1月23日(火) 午前9時30分~
場所: 研究講義棟3階333教室

ゼミ論全14篇のタイトルは、以下のとおりです。
(執筆者名略、順不同)

「廣松渉の社会-個人観にみられる人間存在の特質」

「『十一ぴきのネコ』試論
         - 戯曲に反映された「現代」と作者のユートピア観」

 「PKK綱領を巡るバリ女性の労働問題
                  - 国家が規定した女性たちの役割」

「マグダレン洗濯所とはいかなる場所だったのか
                     - 〈非・人間的世界〉を考える」

「「イタリアの最も美しい村クラブ」の誕生と活動
                - 時代に負けない観光地形成を見る」

「2017年ジャカルタ正副州知事選挙
        - 現代インドネシア政治における矛盾の表出として」

「日本の国籍制度が抱える在日朝鮮人問題」

「カナダにおけるエネルギー資源の開発と先住民族
          - エナジーイーストパイプライン建設計画を巡って」

「地域社会と「呪術」の成立
              - 高知県旧物部村の「呪い」実践を例に」

「近接性概念の背景と形態
           - 2000年代フランスにおける近接性研究から」

「「新生活運動」からみた戦後日本における「国民」形成の過程の断片」

「朝鮮植民地における日本の「国語」教育  -その支配の矛盾と不正義を巡って」

「在特会が拡大した背景とネット社会   -カルデロン事件を通して考える」

「2011年以降のドイツにおける反イスラム感情   -PEGIDAの事例から」

2018年1月20日土曜日

『文化人類学』の新たな査読体制について




















 日本文化人類学会の学会誌『文化人類学』の査読制改革について、制度上の基礎固めを任期中にほぼ果たすことができました。『文化人類学』今期編集委員会のみなさま、理事のみなさまには大きなお力添えをいただきました。
心から感謝申しあげます。任期満了まであと1か月あまり、
気を抜くことなく編集業務をつとめあげようと思います。

真島一郎 「『文化人類学』の新たな査読体制について」『文化人類学』82(3):i、2017年12月30日発行。

真島一郎、湖中真哉、高倉浩樹、箭内匡
       「査読制改革の流れとその内容の骨子について」『文化人類学』82(3):ii-vi。

『文化人類学』の新「査読規程」全文は、下記ページ上にもアップされています。
 http://www.jasca.org/publication/jjca/frame-jjca.html