2014年4月10日木曜日

小川了『ジャーニュとヴァンヴォ』

すばらしい本がまた一冊、誕生しました。

アジア・アフリカ言語文化研究所の大先輩
小川了先生が、
西アフリカ近代史上の秘められた重大な過去について、
400ページにおよぶ大著を完成されました。

『ジャーニュとヴァンヴォ-第一次大戦時、西アフリカ植民地兵起用をめぐる二人のフランス人』
(東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所、
                            2014年)

「世界大戦」という名のヨーロッパの戦闘に
「血の税」と市民権を賭金として投入された
セネガル狙撃兵をめぐる、二人のフランス人の過去。

この物語は、あるいはいま、21世紀初頭の物語
なのかもしれません。おすすめです。