2014年6月6日金曜日

『初期社會主義研究』第25号

5年前に会員の端くれとなって以来、
毎号ひそかに愛読してきた
初期社会主義研究会の機関誌
『初期社會主義』最新第25号が発行されました。

グローバリズムと初期社会主義の特集号で、

後藤彰信氏の巻頭論文
「日本アナーキズムにおけるインターナショナリズム」
をはじめ、「そうだったのか!」と読み手に思わせる力作が満載です。

なかでも、数年前に兆民と秋水の翻訳を
フランス読書界に相次いで紹介した
Christine Lévy 氏による仏語論文
"Sakai Toshihiko :  de l'utopie familiale à la guerre des sexes"には、ひとりの読み手として、アレントの
労働概念との連関等、深く考えさせられました。

偶発的な事情から
未発表のまま眠っている拙稿
「力の翻訳-人類学と日本初期社会主義」も
いずれどこかに発表できればと考えています。
ただし、大幅に加筆しなければ…