2015年6月21日日曜日

『プレザンス・アフリケーヌ』研究 01




期待すべき新しい共同研究プロジェクトが発足しました。

『プレザンス・アフリケーヌ研究-新たな政治=文化学のために』

昨日開催されたその第一回研究会では、研究代表者の中村隆之さんによる、文字通り渾身の口頭発(下記タイトル)がなされました。

「詩の国民性(民族性)とは何か? 脱植民地化期のフランス語圏カリブ・アフリカ知識人における文学の問いをめぐって」

メンバーのひとりとして、自分は何の考察を進めていけばよいのか、大いに考えさせられました。
『プレザンス・アフリケーヌ』誌の運動そのものとは、かぼそい繋がりしか持たないものの、
年来の懸案であったマジェムート・ジョップの社会思想を、このさい思い切って追いかけるべきか…
ただ、これは大仕事になることが目に見えており、まずは1976年までのindexに記載された書誌を
じっくり吟味する作業が必要になるでしょう。じつに気合いが入ります。